L350S タント クーラント交換

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下取りで入ってきたタントです。

初期型の後ろがドアのタイプですね。

 

 

走行中、水温警告灯のHが点灯したとの事。

確認すると冷却水が少なくなっていたので、水を足しながら帰って来たそうです。

ただ、その後は長距離走行しておらず、水温警告灯のHも点灯しなくなったとか。。。

 

水を足してLLC濃度が薄くなっているので、クーラントを交換しました。

 

エンジンが冷えた状態を確認し、ラジエーターキャップを外します。

その後ラジエーター下側のドレンを緩めてクーラントを抜きます。

ジャッキアップしなくても、バンパー下から手を伸ばせば届きました。

 

 

クーラントが抜けたら、ドレンを締め、再度ラジエーターキャップ側から水道水を入れます。

その後エンジンを始動し、ヒーターをつけて冷却水を循環させます。

 

 

循環させたら、またラジエーター下のドレンから冷却水を抜きます。

最初から濃度が薄かったので、1回目に抜き取った状態でも薄いピンク色でした。

今回は2回通り抜き取り作業をしておきました。

 

冷却水が抜けきったら、ラジエーター下のドレンを締めます。

 

リザーブタンクのクーラントも濃度が薄くなっていたので交換しておきます。

リザーブタンクはボルト1本で固定されています。

 

 

古いクーラントから新しいクーラントへ。

Fのラインまで入れておきます。

古いクーラントの写真がありませんが、かなり薄いピンク色でした。。。

 

 

 

新しいクーラントを入れていきます。

クーラントの濃度は30%~35%が標準です。

抜き取ったラジエーター内の容量が約2リットルでした。

L350タントのクーラント容量は全体で3.4リットルなので。。。

約1.4リットルは車両側に残っていますね。

しかし、2回通り抜き取りを行っているので、残っているのもほぼ水に近いクーラントです。

 

そこで、3.4リットルの35%の約1.2リットルの原液を入れて希釈。

希釈したクーラントは2リットルだけ作ります。

この状態だと2リットルに対して原液が1.2リットルなので。。。かなり濃いですね。

しかし、エンジン内を循環すれば、エンジン内部の水とも希釈されるので、

ちょうど35%の濃度になると言う計算です。

 

 

 

クーラントを入れたらエンジン始動してエア抜き作業です。

ヒーターを最大にしてしばらく放置です。。。

 

サーモスタットが開き、クーラントが循環してくればラジエーターのアッパーホースを何回か揉んでエアを出します。

ボコッボコッと言うエアが出なくなれば、エア抜き完了です。

 

ラジエーターキャップをして、クーラント交換完了です。

 

ちなみに。。。

水温警告灯のHが点灯した原因ですが、ラジエーターキャップの不良でした。

下取りで入った時に、色々確認しましたが、どこからもクーラントは漏れていませんでした。

そこで、ラジエーターキャップを見ると、加圧弁と負圧弁が取れて無くなっていました。

ラジエーターキャップを交換すると。。。直りました。

長距離運転をしても、水温警告灯は点灯しませんでした。

 

 

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